夏のあらし! 第3話「守ってあげたい」

主人公とあらしの関係を掘り下げる話。
バイト先の中学生の指摘によって、あらしに対する主人公の疑念が顕在化するわけですが、一緒にゲーセンに行ったり、過去へ飛んで彼女が子供を助ける姿を見て吹っ切れるといったところ。あらしをスパイ扱いする父親に殴りかかろうとしたり、彼女のやろうとしていることを無条件に肯定してあげるあたり、主人公の漢ぶりがなかなか良かったですよ。冒頭の妄想のように、巨大ヒーローになって彼女を守るみたいには行かないわけですが、彼なりに出来ることやっているんだろうなと。
UFOキャッチャーをやる二人のノリが良くて、二人の気が合うことを印象づけるものに。空襲の場面は、実際には「蛍の墓」で描かれてるような悲惨な状況なんだろうけど、家が燃えているくらいで特に人が傷つくような描写はなく。まあ、大勢の人間の中から一人だけ助けるも偽善ぽいので、キツイ描写は避けてそれを軽減しようとしたんでしょうか。