初恋限定。 第3話「ゆらめきアンバランス」

パンツの描写に気合いが入りまくってて大変よろしかったですよ。スカートの中にあるからとりあえずパンツみたいな記号的なそれではなく、シンプルなデザインながら繊細なシワの描き込みによってその質感まで想像できるような存在感がありました。担当したアニメーターのパンツに対する愛情と崇拝の念が具現化されているようで、そのこだわりに痺れましたよ。
話の方は、中学生組の面食いの娘がエロ河童に胸をときめかせる話だったりするわけですが、自分で自分を追い込んだ挙げ句に、ちょっと手助けしてもらっただけで心が傾いちゃうあたり惚れっぽいというか。まあ、面食い娘の責任感の強さは、プライドの高さから来るものだけれども、一方の河童顔の男の方は、なじられたり女装させられたりしても自分の役割を果たすということで、そこら辺が彼女の琴線に触れたといったところでしょうか。
レギュラーの人物の誰かが主人公ということではなく、毎回中心となる人物が変わる群像劇となっているわけだけれども、それでも混乱せずに話に入っていけるのは、恋愛というテーマが一貫しているのとそれぞれのキャラが立っているおかげかなと。