東のエデン 第7話「ブラックスワン舞う」

滝沢とジョニー狩りの女社長との応酬が、大がかりで面白く。ホテルの買収にタンクローリーの事故による妨害とセレソンの力を見せつけるものとなっておりました。最後のスーパーイリュージョンは、ただ逃げるだけなのにどんな意味がと思わなくもないんですが、それが本物の魔法とかではなく、あくまで現実世界における技術の応用として描かれるあたりは作品内におけるリアリティを規定する重要な演出だったりもするのかなと。
直前まで争っていた女社長が凶行に至る理由を察して彼女を救おうとするあたりは、滝沢の博愛ぶりというかスーパーマンぶりが発揮される場面で、彼が救世主としての器を備えていることを印象づけるものでした。
大杉君の件は結局人違いで、咲をはじめとする友人に直接連絡しなかった理由付けにもなっているんだけれども、マスコットの件で大杉本人と思わせるようなミスリードもあったわけで、つまり何者かが二人を引き合わせようとして状況を作り出していたということになるんでしょうかね。