君に届け 第2話「席替え」

前回の告白っぽいラストが、爽子の勘違いでウヤムヤになっていたわけですが、まあ、あそこですんなりとくっついてしまったら話が広がらなくなってしまうので、それを回避するための展開といったところ。爽子の境遇を考えると、人を引き付けてやまない人物が、自分に気があるとか思いもよらなそうだし、風早も爽やか過ぎて同じことを誰にでもサラッと言えちゃいそうなキャラクターだしで、肝心なところで意思の疎通が上手く行かないのも納得のできるところかなと。。
席替えの件はなかなかに感動的。爽子はあいかわらず周囲には誤解されたままで、それを解こうとする努力も実を結ばなかったりもするわけですが、それでも理解してくれる仲間がいるのはいいもんだなと思いましたよ。
ところどころに入る頭身を下げて力を抜いた感じの絵が楽しいところ。前回風早が爽子への気持ちを独白したのと同じ場所で、今回は二人の立ち位置を入れ替えて、爽子の風早への気持ちを綴るのが印象的なラストシーンでしたよ。