新年を迎えたことと、去年ハマってたアニメについて

あけましておめでとうございます。
昨年は、とらドラ咲-saki-化物語けんぷファー等々、クールごとに一作はハマるアニメに出会うことができ、アニメファン的になかなか充実した一年となっておりました。
今年は冬開始の新番組が激減したりして、ファンとしてはアニメの将来に一抹の不安を覚えなくもないわけですが、ことあるごとに粗製濫造と言われた業界の体質が、少数精鋭の方向へと移行しつつあることを願いつながら、また楽しいアニメに出会えて、その感想を書いて行けたらと思います。
 
とりあえず昨年ハマった作品の寸評

お互いの恋愛を応援するところからはじまった主人公とヒロインの関係が、回を重ねるにつれて深まり結ばれるまでを、丁寧な描写の積み重ねで描いた恋愛ものの傑作。アニメの完結を原作と同期させるのも見事で、両者の理想的な関係を見た思いがします。
 

女子高生が部活という形で麻雀に打ち込むということで、「麻雀放浪記」以来、薄汚れたイメージがつきまとう麻雀に、青春路線からアプローチした作品。一見するとただ並べているだけのようなさりげない牌の描写に、ゲームとしての麻雀の面白さを詰め込んでいるのが素晴らしく、また、はいてないや百合風味な人物たちの関係性もよろしかったですよ。
 

奇抜な色使いに凝った画面構成、そしてリズミカルな場面転換に意味があるようなないような実写合成と、新房昭之&尾石達也&大沼心がメインスタッフとして参加したコレまでのシャフト制作作品の集大成とも言える出来映え。主人公と女の子たちの会話が楽しく、ニヤニヤが止まりませんでした。従来は脇役が定位置だった戦場ヶ原ひたぎのような人物を正ヒロインとして扱うのは新鮮でした。
 

いろいろと雑な作りなんだけど、トランスセクシャルに釣られて見続けていたらいつの間にか会長にハマっていたという。会長が主人公に対して積極的に迫るあたりから、テンションが上がり続けていたけれども、最終回の超展開やスベリ気味だった番外編で大きく下がってしまったのがもったいなかったです。個人的にはそこら辺も含めたユルさがけっこう好きだったりしますよ。