バカとテストと召喚獣 第1話「バカとクラスと召喚戦争」

絵的には現代学園ものっぽいのに、召喚獣とかついててよく分からないタイトルだなぁと思っていたら、実はやってることをそのまま並べているだけだったという。
テストの結果でクラス分けをする、というあたりは割とありそうな設定だけれども、割り当てられたクラスを変えるためにクラス間で直接対決する制度があり、しかもそれをテストの点数を攻撃力件生命力として数値化した召喚獣によって行うというのが、かなり目新しいものでしたよ。
ラノベらしく人工的というか、必要とされる状況を作り出すための強引な設定ではありますが、クラスで力を合わせて戦うのは面白そうだし、その時の強さがテストの点数で決まるんだったら勉強も必死にやりたくなるだろうなと思えるものでした。
話的にはそれらの設定と、登場人物たちを紹介する作り。主人公を中心としたテンション高めでノリの良い会話のおかげで、楽しく見ることが出来ました。ラストの大逆転は予想通りだったりもして、むしろちょっとだけ出てきて、ギャグで流された主人公の召喚獣の持つ特殊能力が、この先どう生かされるのかが気になりますよ。
監督が、コレまでにもシャフト制作の作品で独特の演出を見せてくれた大沼心ということで、今作でも随所にデザイン的な要素が散りばめらているのが印象的。あと約一名、男の子なのに途中で全裸になる変身シーンがあったり、それが全然違和感なかったり、むしろもっと良く見せろとか言いたくなったりする人物がいたわけだけれども、彼にはこの先も期待していいんでしょうかね。