『おねがいマイメロディ』 第10話「ヒーローになれたらイイナ!」

三姉妹の長女・奏とクラスメイトの菊池くんが恋仲になるお話。ヒーローショーやスカウトのネタを盛り込んで来て濃い目の内容に。
菊池くんが出演するヒーローショーに行きたがらない奏を、「ヒーローさんに会いたい」「正体ばれちゃうから、お外に遊びに行けない」という泣き落とし作戦で連れ出すマイメロのフォローが光ってました。まあマイメロ自身も菊池くんのこと「ビミョー」とか言ってるわけですが。
今回のクロミ魔法の犠牲者はヒーローの中の人。スカウトされて有名な役者になりたいという思いを利用されて大暴れする羽目に。正義の味方のフレンドリーなしゃべり方はそのままで「オレはヒーローだからおまえ達は負けなければならない」とか、子供向け番組にふさわしくないこと口走ってましたよ。いつものパターンだと、その話のメインの人物が犠牲者になるんだけど、今回は変化球で来ましたな。
でもって、ヒーローに襲われそうになった奏を菊池くんが助けてメデタシメデタシとなるわけですが、奏に惚れた動機がマスカラをつけてる姿を見てってのは、どうなんだよ菊池くん。いや、たしかに「化粧する女性の姿が一番美しい」なんて話もあるんだけど。
結局、大暴れしたのが功をそうして、ヒーローの中の人がスカウトされてクロミが黒♪をゲット。メインの人物の恋愛話の時に、こういうオチを持ってくるあたり、やっぱ、マイメロディという作品はヒネくれてるなぁ、などと思うのでした。