絶対少年 第21話「いい子でいることの意味」

須河原、おはなさん、理絵子の三人がそれぞれ使った「関係ない」という言葉が印象的。興味がないから自分は「関係ない」と言う須河原、自分でどうにかするしかないから他人は「関係ない」と言うおはなさん、自分の気持ちを理解してもらえないから「関係ない」と言う理絵子。たった一言でもいろんな意味を持たせることが出来るんだなと、感心しましたよ。
希紗は今回も壊れたままで、成基は、そんな希紗を気に掛けながらも何も出来ず、と。理絵子は成基に対して、いい子を演じる自分の気持ちをぶっちゃけて、ようやく変われるきっかけを掴んだというところか。正樹は一人で頑張ってたけど、電話しまくりはちょっとしキモいかも・・・。まあ、そのしつこさのおかげで、成基と理絵子が接触することが出来たわけだし、泣いて走る理絵子を追いかけるという、カッコいいところも見せてくれたわけで、今までのウジウジしたキャラを考えると大健闘といったところですかね。
泣いてる理絵子を正樹が慰める場面は、キャラの仕草も面白かったですな。泣きながら一瞬顔を上げて正樹を観察する理絵子とか鼻をかむ理恵子を見て顔をそむける正樹とか。泣いてても周りを観察する余裕が実はあったりとか、同情はしても好きな子の汚いところは見たくないとか台詞だけでは伝わらない複雑な心の動きを感じさせてくれます。
ラストで、ようやく魚のオブジェの光に気付いた希紗ですが、これで彼女も復活かな。ここんところ鬱展開が続いてるんで、早いところOPみたいに仲のいい4人になれたらいいやね。