ローゼンメイデン・トロイメント 第2話「槐」

7体目のドールが現れたことを姉妹たちに告げられない真紅が、一人で悩んで引きこもってみたり、ジュンとケンカしてみたりというお話。そんな真紅をネタに雛苺をからかう翠星石やからかわれる雛苺を尻目に、無理やり真紅を叩き起こして相談にのる蒼星石が、地味キャラながらいい仕事をしてましたよ。アリスゲームが再開し、また試練の時を迎える姉妹たちなわけですが、そんな話でも重苦しいだけにならずに、ちゃんと笑えるところを用意しているのはさすがといったところでしょうか。作画的には雛苺の幼児っぽい動きに特に力が入っていたように感じました。
前作の敵役である水銀燈は父親への想いから狂気に走って真紅たちと対立したわけですが、今回の敵役の薔薇水晶はロボット系のキャラなんでですかね。無表情な感じや抑揚のない喋りからすると、父親の言いつけに絶対服従みたいなそんなタイプの気が。だとすると、アリスゲームをせずに姉妹で共存しようとする真紅たちとは相容れないわけで、その対立をどうやって解消するかが物語のポイントになるんじゃないかなと。
ジュンが外に出られるようになったせいか、家の外にもレギュラーになりそうな登場人物が出てきましたな。ドール店を経営してるみたいだけど、人形が主人公の作品で、そんな職業のキャラがただ脇役のワケがなく、今後、物語を左右する重要な役どころになりそうですよ。