舞-乙HiME 第10話「それが乙女の一大事」

前半がアリカとセルゲイの親密化、後半がガルデローベ、アスワド、シュヴァルツの三つ巴の対立の明確化といった感じで今回も中身のつまったお話でしたよ。
服を脱いで体を温めるという、おいしいシチュエーションのわりに、あまりエロくなかったのは、アリカに対してセルゲイが保護者として接したせいですかね。いつもハイテンションなアリカに隠された弱さを感じさせる場面だったけど、あんなうわごと聞いちゃったら、そりゃ手を出せなくなっちゃうよなぁと思うわけで。アリカを支援したりニナの養父になったりとセルゲイはいい人っぽいけど、終わりの方でのナギとの会話で、ナギが権力の座につく時に裏で動いたようなことも仄めかされて、単なるいい人ではないようですな。
後半のアスワドとマイスターオトメたちのバトルでは、世界が変わってもあいかわらず猪突猛進なハルカに笑っちゃったりしたわけですが、ローブの上からでも分かる筋肉質の体がカッコよくて珠洲の黄玉の名は伊達じゃないんだなと。ミドリとシズルのバトルも迫力あったし、何より前作と同じスレイブが出てきたのに驚いてみたり。
ガルデローベ、アスワド、シュヴァルツの対立については、現行の秩序を保とうとするガルデローベに対して、アスワドが失われた科学技術の復興を目指していると。シュヴァルツがまだ良く分からないけど、まあやってること見ると世界を混乱させることで何か得るものがあるようで。この争いにアリカたちがどう関わっていくのかというのが、シリーズ全体の見所になりそうな雰囲気だけど、まあ当面は、今回ニヤリが素晴らしかったトモエの謀略がいつバレるのかとか、アリカとセルゲイが親密になったのを見たニナがなんかスネちゃって次回いろいろありそうとかそんな感じで。あとアスワドのサイボーグたちにそれぞれトランプのマークっぽいのが付いてたのは、もしかしてシャッフル同盟のリスペクトなんかなとか。