半分の月がのぼる空 第2話「多田コレクションの相続」

砲台山での一件は、主人公の記憶喪失でなかったことに。まあ、話を続けるためにはそれが妥当な線だし、した方が覚えてない告白を、された方だけ覚えているというのも面白いかなと。
多田コレクションのせいでこじれる裕一と里香の間に、彼女の主治医である夏目が絡んできて、事態がさらに複雑化。嫌われた上に自分よりも相手を良く知る男が現れたとあっては、裕一君の嫉妬も無理からぬところで、夏目の方も里香から贈られたライターを使ってたりして、普通の医者と患者以上の関係のようですな。
しかし、笑いをとる場面とはいえ、病人を屋上に放置するのはどうなんかなと。ヒロインが手術をしてもしなくても死ぬかもしれない状態のに、そういうネタを入れられると、どうも作品における生死の意味が軽くなっちゃうような気が。