蟲師 第十六話「暁の蛇」

陰マモに続いてちょっと天然入ったキャラが登場したりして、あっちの蟲兵衛は、これを踏まえていたのかと思ってみたり。いや、ありえないけど。
記憶を食べるという蟲に寄生された母親の話で、思い出せない、ではなくて、記憶そのものがなくなって存在を忘れてしまうというのが不気味。そのおかげで、夫が裏切ったことだけでなくそういう人間がいたことの記憶もなくなって、ある意味幸せなのか、とも思えるわけですが、陰膳を用意する姿を見ていると記憶はなくなっても感情というかこころのどこかではその人への想いが残ってるんだろうなと少し切ない気持ちに。働いてるときの楽しそうな笑顔がせめてもの救いかなと。