LEMON ANGEL PROJECT 第12話「ミカヅキ」

氷室への復讐を語る美希に対し、道具として利用されることに反発しバラバラになる新生レモンエンジェル。デビュー前から解散の危機を迎えるわけですが、エリカは弟に、冬美は旧友の春香に励まされ、二人が早夜とみるに呼びかけて・・・と4人で再びレッスンをはじめるのは、それぞれの絆の深さを感じさせてくれます。途中で脱落した春香の再登場は、ちょっとうれしかったりして、エリカと冬美が説得する場面をセリフではなく、キャラソンを流すのもいい感じ。ぶっちゃけ販促なんだろうけど、ヘタなセリフよりも気持ちを伝えるという意味で効果的なんじゃないかなと。
みるが智を説得する場面の「歌がないと立ち上がれない人のために」というセリフにグッと来たりして、みるも成長したなぁと思いながらも、前回の初代がCGと知った時の彼女の状態を考えると、変化が急劇過ぎるので、できればその辺の描写をもうちょっと丁寧にやって欲しかったとか。
氷室と鬼ひげが、かつて同じバンドのメンバーだったことが明らかにされて、話の方は「管理され計算しつくされた音楽」対「誰かのために歌う音楽」といった様相に。美希が唯の墓らしき場所で氷室と出会ったのも気になるところです。
テーマも明確になって、残すは美希の復帰と初代=氷室との対決。最後くらいはステージで歌って踊る6人の姿が見れるものと期待。