獣王星 第1話「運命」

スピード感のある導入で、母親の殺害から主人公たちの流刑惑星への落下、そして最後に植物に飲み込まれるまで、立て続けに事件が起きて、視聴者を引っ張ってくれます。宇宙移民を可能にする文明世界から、植物が支配する未開の世界へと舞台を移すその落差も、何が起こるんだろう感が高まりますよ。展開速すぎて子供だけの集団からいつの間にか逃げ出してたりして、話が飛んでるように感じる部分もあったけど、10年間連載されたという原作を、1ないし2クールでまとめるには仕方ないところか。主人公以外のキャラも顔見せ程度で、話が動くのはこれからなんだろうけど、とりあえずこの一話で、主人公が置かれたワケの分からない状況と、そこから抜け出すという動機付けは、上手く伝えられてるように思いましたよ。