蟲師 第21話「綿胞子」

綿吐きが不気味。次々と同じ姿の子供が出てくるだけでも怖いのに、それが知恵をつけて人の言葉を話したりしたら、とても耐えられないような気がするんだけど、それを受け入れることが出来るのが人の親というものなんでしょうかね。
夫婦には綿吐きの偽者を渡して望みを持たせ、本物は生かしたまま閉じ込めて持ち去るというのは、冴えた解決策。人間と綿吐きのどちらも悪くないけど人間の方が強いから勝つ、というギンコ自身の言葉や、綿吐きと妻が共に彼を亡き者にしようとしたことを考えると、重い意味があるように思いました。
妻役が川上とも子で子供役が齋藤彩夏ということで、二人のあまりないシリアスな演技が聴けるのも良くて、あいかわらずキャスティングが素晴らしいアニメだなと。