桜蘭高校ホスト部 第14話「噂のホスト部を取材せよ」

小新聞部を助けるホスト部・・・と思わせておいて、Aパート最後の新聞部部長の偏執的な長台詞で、話の流れを変える構成が見事でした。この台詞で、記事の内容というよりは部長の人間性に問題があることが明らかになって、環の発案に珍しくホスト部のメンバーが乗って来ない理由も分かるという。結局、押し切られて協力することになるんだけど、環には知らせずに問題を片付けちゃうあたりに、お人よしな環に半分呆れながらも、そんな彼だからこそ部員たちが惹かれ、大切にしているんだなと。子供の頃の話や今になって明らかになる理事長の息子という事実が環のキャラに深みを与えていて、彼のキャラを掘り下げるのと同時に、彼と部員たちとの関係をより深く見せるエピソードとなっておりました。