いぬかみっ! 第20話「白布に想いをっ!」

ごきょうやの過去話と同時進行でヘンタイさんが暴れる話。
彼女と啓太の父親との関係は犬神という立場の哀切みたいなのを感じさせるエピソード。フラノとてんそうが彼女のために一肌脱ぐのは、なかなかいい話で、これまであまり目立た活躍のなかった三人のキャラを立たせておりました。
ヘンタイの師匠の神技にほれぼれさせられ、その道を極めた者の風格すら感じるんだけど、最後は風に舞う下着に気を取られて負けるあたりが憎めないというか。ともはねに手を出さないのも紳士的で好印象。
下着を取られる犬神たちの反応が素晴らしく、影の主役とも言うべき下着の描き込みがとても丁寧でよろしかったですよ。
最後に屋上で一堂に会する以外は、ごきょうやとヘンタイさんの話に、全く接点がないんだけれど、それでも話としてまとまって見えちゃうのがスゴイなと。啓太が鼻血を出しながら叫んだ「のり」が意味深でした。