啓太が復活してからの、畳み込んでいくような逆転劇はテンション上がりましたよ。前回までは、クライマックスなのに全然盛り上がらなくてどうしようとか思ってたんだけれど、最後はさすがにやってくれました。 作画の方も力が入っていて全編に渡って素晴らし…

前回からそうなんだけど、犬神たちがそれぞれの葛藤を乗り越えて攻撃→まるで敵わなくてまた葛藤、というパターンの繰り返しで、ちょっと退屈になってきましたよ。なでしこが封印していた力を解放して肉弾戦を挑んだところで、テンションが上がりかけたのに、…

薫の衝撃の過去が明らかに、といったところなんだけれど、回想シーンがなぜか前時代のヨーロッパ風なのが気になってイマイチ話に集中できず。死神の性格の悪さがグリム童話に出てくるものに近いものがあるから、そこら辺の時代を意識した演出なのかも知れな…

しぼんだのは狐さんの方でしたと。 赤道斎と大妖孤が街中で大暴れするという見せ場のはずなんだけれど、お互いに飛び道具を使ってばかりで、メリハリがなくイマイチ盛り上がりにかける印象。時々目を引くところはあるものの作画的にも低調で、いつ崩れるんだ…

復活した大妖狐のはぐらかしっぷりがさすが。 ようこと啓太の関係を認めずに大暴れするのかと思ったら、子供がいると聞いてあっさりおとなしくなるという。ようこのつわりとか彼を丸め込むための芝居が白々しくて、大妖狐もそれで信じちゃうのかよと笑いつつ…

あえて啓太を出さずに話を進めることで彼の存在の大きさを浮き彫りに、といったところかな。 全体的に作画が低調だったけど啓太を探し回るともはねは、やっぱり可愛らしく二度もメインを張るだけのことはあると納得。でも、さすがにそれだけじゃ話が持たない…

ごきょうやの過去話と同時進行でヘンタイさんが暴れる話。 彼女と啓太の父親との関係は犬神という立場の哀切みたいなのを感じさせるエピソード。フラノとてんそうが彼女のために一肌脱ぐのは、なかなかいい話で、これまであまり目立た活躍のなかった三人のキ…

まぶらほ」の作者、築地俊彦が脚本を担当。 冒頭の湯気と泡の二重ガードは、納得いかないところもありますが、しっぽをスリスリしたときのようこの反応がよろしかったですよ。 なでしこやともはね以外の普段はあまり目立たない犬神たちが中心の話で、それぞ…

エンディングの破壊力に完敗。こういうおバカな遊びは、スタッフがノってるのが伝わってきて、見ている方としても楽しいですよ。 本編の方は作画のバラツキが目立ったり、夕焼けから突然夜に変わったりして場面の繋がりが変だったりと、気になるところがあっ…

ひたすらくだらないマッチョネタに爆笑。腰フリとかチョップ勝負とか、よくもまあこんなイヤな絵を真面目に作って見せる気になるもんだと感動すら覚えましたよ。敵の親玉の崇高な理想もこの作品ならではといったところで、若本規夫もまさに彼しかいないと思…

薫の犬神のひとり、たゆねの当番回。 犬神同士のケンカを見せながら、薫に対するたゆねの複雑な心情を浮き上がらせるといったところかな。彼女が怪談に怯えるところが可愛らしく、個人的にお気に入りのキャラなのでメインで出てくるのは、けっこううれしかっ…

惚れ薬で一騒動の巻。薬を使っても望まない相手ばかりから惚れられて、その中にマッチョ軍団が含まれてるのはこの作品らしくて、やっぱりそう来るかと思いながらも笑ってしまいました。最後の一気飲みの後、すべてを受け入れようとする啓太が凄くて、惚れ薬…

おとさんやカッパといった新キャラを出しながら、ようこと啓太の信頼関係を再確認。父親を封印しに行くようこを見送る場面は、多くを語らなくても分かり合える二人の関係を落ち着いた感じで見せてくれたんだけど、封印の場面は、タヌキとネコの踊りとか「パ…

ゾウさんがこの時のための伏線だったとは、さすがに気付きませんでしたよ。 まあ真面目な話、一方的に殴られるサンドバッグ状態から、計略がハマって大逆転を決める展開は気持ちが良くてテンション上がりました。最後にようこが変身してケリをつけるのなら、…

いきなり全裸で降って来たり、全裸で外を眺めながらお尻をぶつけあったり(尻の間から覗く象さんがイヤすぎ)と、あいかわらずの飛ばしっぷりに笑ってたら、後半でシリアスモードに突入。いろいろ抜けてて名前だけのボケキャラに思えた死神が、真の力を出して…

いままで男の裸ばかり出してきた反動ってわけでもないんだろうけど、エロいシチュエーションてんこ盛りの大サービスの巻。ネグリジェで迫る犬神たち(色トレスで柔らかそうな感じなのがまた素晴らしく)にはじまって、いぐさのコスプレや、自分から背中を触ら…

はけと宗家のばぁさんの過去編。はけが語る人間といぬかみの寿命の差が、いずれようこやなでしこたちにも同じ時が訪れることを予感させるしんみりとした話で、華やかな宴の席で過去に浸る姿が、若いようこたちを見つめる彼の思いを象徴しているようでした。…

変態さん襲来の巻。見つかったことを喜ぶ覗き魔とか下着の薀蓄をはじめる下着ドロとか、本来の目的からズレたところに楽しみを見出すあたりに真の変態性を見ましたよ。主人公の啓太も風呂に乱入しようとして十分危ないんだけれど、欲望がストレートな分、彼…

はじまったころから「うる星やつら」に似てるとか言われてたけど、ついに名脇役のメガネのソックリさんまで登場。声も同じ千葉繁ということで、テンションの高い独特の台詞回しを堪能させていただきました。話の方も、そのテンションに負けないくらいバカバ…

エッチと下品なネタが満載の楽しい話で、一人で帯を引っ張ってくるくると輪ゴムでかなりウケましたよ。ようこが露天風呂に入ってくるあたりの見せ方が絶妙で、画面では上手く隠してるけど啓太には全部見えてるのが分かるようになっていて、いろいろ妄想が膨…

今回は笑わせてもらいましたよ。便意に襲われる啓太ということで、下ネタなんだけれど気持ち悪さよりも、巻き込まれるキャラたちの反応で笑いを取るのが好印象。スーパーマーケットでの追いかけっこは良く動く作画とスピード感のあるカット割のおかげで見ご…

時間を少しさかのぼって啓太とようこの出逢い編。前回で二人の信頼の強さを見せてから、その由来に迫るのは上手い話の持って行き方で、はじめから弄ばれてる啓太に同情しつつ、根性だけはある彼だからこそようこの主が勤まるのかなと。ようこが犬神の里から…

ようこを悪役に仕立てて、なでしことせんだん達を仲直りさせるみたいな話なんだけど、そもそもなでしこを追い出そうとする理由がよく分からなくて、いまいち入り込めず。規律を乱すからみたいなことを一応言ってたけど、主に無断で事を運ぶにしては、ちょっ…

一気に10人も犬神が増えてにぎやかな雰囲気に。せんだん以下９人の犬神たちから疎まれて追放されそうになったり、啓太と同居することになって、彼とようこの関係に変化をもたらしたりと、しばらくはなでしこを中心に話が進むんですかね。変態と男の裸が異彩…

マッチョが乱舞する絵面だけでも凄いのに、ナウシカのパロディまで加わったりして大いに笑わせてもらいました。ネタはバカバカしいけど、啓太のキャラを掘り下げる話で、いい加減そうでいて本当は熱血漢なところが描けていたように思いますよ。ただ彼を活躍…

うる星やつら風味のラブコメと安永航一郎的な下品さという、食い合わせの悪そうな要素が上手くまとまってますな。作画に力が入っていてよく動くし、特に男の裸もしっかり描いてあるのには、下品なネタを本気でやってやろうという気構えが伝わってきて好印象…