いぬかみっ! 第24話「薫となでしこっ!」

薫の衝撃の過去が明らかに、といったところなんだけれど、回想シーンがなぜか前時代のヨーロッパ風なのが気になってイマイチ話に集中できず。死神の性格の悪さがグリム童話に出てくるものに近いものがあるから、そこら辺の時代を意識した演出なのかも知れないけど、このアニメの舞台設定とはかけ離れてて、あまり上手く行ってないように思いましたよ。
薫の犬神たちが、それでも彼についていくのはベタだけどやっぱりいい話。でも宗家とはけが大した見せ場もなく退場しちゃったり、仮名さんが啓太のお守りをするだけだったりと、終盤になってキャラを総出演させる割にはあまり盛り上がらなかったなと。まあ、犬神だけでも10人以上いるわけで、出すだけで手一杯なのかも知れませんが。死神も確かに不愉快なキャラではあるんだけれど、絶望を味あわせるといっても、せいぜい数人の人間だけなので、ちょっとスケールが小さいような気がしてしまいました。
シリアスな話の途中で、空気読まずに挿入されるようこの授乳未遂は、なんだかなぁと思いながらもやっぱりよろしかったです。