シムーン 第24話「選択」

それぞれの道を選ぶコールテンペストの面々といった感じで、全体的に穏やかで落ち着いた雰囲気でまとめられていて、選択を受け入れた彼女達の心情を物語っているようでした。
泉に行く前にキャラたちの関係も清算といったところで、カイムとアルティ、モリナスとワポーリフ、アーエルとネヴィリルの関係に大きな進展が。
双子の確執はようやく解消の糸口が見えた模様。12話からほとんど放置状態で、選択を前にしてとってつけたような気もするけど、それぞれがパライエッタやヴューラに気持ちを打ち明ける場面が良かったですよ。回想シーンの作画に気合が入っていて、今回の見せ場になっておりました。
はじめは自分から迫っていたのに、ネヴィリルから迫られて戸惑うアーエルさんは、はじまったころとは別人のようなしおらしさで可愛らしく。モリナスに胸の変化を指摘されたワポーリフの恥ずかしそうな反応も、よかったんだけど、このまま男になっちゃうのかと思うとちょっともったいないような。モリナスどちらの性を選ぶのかも気になります。
穏やかで落ち着いた雰囲気で、登場人物たちが選択することを受け入れた様子を見せたのに、泉に来たところでオナシアを成仏させたユンと対面させて、最後にもう一捻りあるのがこのアニメらしいところ。毎回の引きの上手さには感心させられるんだけれど、あと二話で話がまとまるんだろうかと、ちょっと不安になってきましたよ。