DEATH NOTE 第1話「新生」

週刊少年ジャンプで連載された話題作のアニメ化。
デスノートの力に対して、はじめは懐疑的だった主人公が、検証を重ねてその力が本物であることを確信するまでの過程が論理的で、超常的な力が存在することを主人公だけでなく視聴者も納得出来るようになっておりました。ここら辺は原作でも丁寧に見せていたところだけれど、アニメでもキチンと見せてくれてスタッフが見せるべきところを分かっているなんだなと。
作画は全体的に整っていて、原作の小畑健の絵の雰囲気を上手くアニメに移した印象。主人公がノートに名前を書きまくるところで突然、極端なパースのついたオーバーアクションの作画になったのは驚いたけれど、新世界を作るという主人公の歪んだ熱意が伝わってくる絵作りになっておりました。細かく描き込まれた背景がリアルで、現実に近い世界を舞台にしたこの作品に相応しい仕上がり。
第一話を見る限りでは、画面の質が高く内容も原作の良さを生かしている感じで、今後も期待できそうですよ。