奏光のストレイン 第3話「亜光速の悪夢」

制服を破られたりしていやがらせを受けるのは、この手の訓練の場を舞台に競争するみたいな話のお約束なんだけれど、表情を変えずに淡々と受け流すヒロインがスゴイなと。いやがらせをしていた人物を早々に退場させて、競い合ううちにヒロインとその人物が打ち解けるみたいなお約束のドラマを否定するのも先が読めない展開で続きが気になります。まあ犯人が具体的に描かれていないのでミスリードのような気もするわけですが、いずれにせよ捻った作りだなと。
自分は破れた制服や血糊のついたースーツを平気で着るのに、人形に対しては服を作って着飾るというヒロインの行動が歪んでいて、いやがらせをに対して無反応なことと合わせて、兄に裏切られたことで自分に価値が見出せないみたいなキャラクターを演出しておりました。
絶体絶命の危機にヒロインが出撃というのは、オーソドックスで盛り上がる展開なんだけれど、ヒロインが兄に対する執着だけで動いてる感じでやっぱり病的な気が。