武装錬金 第6話「黒死の蝶」

パピヨン完全変態。何故か服が破れてパンツ一丁になってポーズを決めたり、股間をまさぐってマスクを出したりと、ついに輝く蝶に変身しましたよ。
蝶野の実家を舞台に、家庭環境を見せながら彼の内面を掘り下げつつ、カズキとの(一応の)決着を見せる話で、父親と同じ「役立たず」というセリフや、家の人間が誰も本人と気付かないという描写で彼の絶望と孤独を見せて、彼がホムンクルスになることを選ぶことに説得力を与えておりました。変態描写と合わせて人の暗黒面を体現したキャラクターになっていて、主人公を食うほどの人気があるのもうなずけるなと。唯一本名を呼んだカズキとの最後のやり取りも、短い会話の中に理解しあっているけど相容れない二人みたいな感じで熱いものが。
あと、変身後のインパクトでちょっと印象が薄くなった感があるけど、蝶野が執念でホムンクルス化するところは、気合の入った表情の作画と中の人の演技の人の演技が素晴らしく、彼の生への渇望を見せる名場面でした。