Kanon 第9話「子狐の子守唄」

祐一が真実を知るのと同時進行で弱っていく真琴。箸が持てなくなるとか歯磨きが出来なくなるといった日常的な部分から失われていくのが辛く、祐一がいたわる様子も元気な頃には邪険に扱っていただけに余計に心に沁みるものでした。
数話前までの各ヒロインとフラグを立てる展開から、真琴メインを持ってくるのも気付いたらそうなっていたという感じで不自然さがないのには感心。まあ、祐一が丘に行くところで学校に行くのかと一瞬思ったりもしましたが。
話としては原作のゲームのまんまで先の展開も分かってるんだけれど、作画や演出といった映像面でのクオリティの高さのおかげで退屈するどころか改めてこみ上げてくるものがあって、まだこの先があるのかと思うと恐さすら覚えてしまいましたよ。