Kanon

Kanon 第24話「夢の果ての追複曲」

最終回。登場人物たちがあゆの介護をする一連の場面は、彼女をいたわる気持ちが伝わってくるようで感動的。秋子や舞が驚異的な回復を見せる一方で、原作ゲームにはないあゆの車椅子での再登場が安易な奇蹟によらない復活を感じさせるものとなっていて、登場…

Kanon 第23話「茜色の終曲」

前回の真琴の登場も驚いたけれど、さらにそのモデルとなったお姉さんが登場する驚きのオリジナル展開。短い登場だったけれど、心身ともに疲弊した祐一に休息を与え、混乱する彼を受け止めるという重要な役割をになっておりました。肉まんにカギにつけられた…

Kanon 第22話「追想の交響楽」

秋子さんの事故をキッカケにして名雪が閉じこもって、祐一が封印していた過去を思い出してと全体的に辛い展開。自分を責める名雪を励まそうとする祐一に対して突きつけられる7年間の断絶が重く、よみがえった7年前の記憶もまた重いという。 すべてを思い出し…

Kanon 第21話「君のいない輪舞曲」

交通事故のシーンが生々しくて怖かったですよ。ありがちな展開だと、事故の知らせを聞いたところで次回へ引っぱったりして具体的な描写が省かれるものなので、あの車の飛び方には驚きました。 話の方は、あゆルートを一時保留して名雪ルートを進めるといった…

Kanon 第19話「別れの夜想曲」

あゆと祐一のデレデレな恋愛描写から、森の中の学校の真実を経て、あゆという人物の存在について揺さぶりをかけるサイコサスペンス調の展開に傾斜していくのが凄かったですよ。大筋はゲーム版のあゆルートに忠実な作りなんだけれど、前半の甘々な雰囲気を根…

Kanon 第19話「ふれあいの練習曲」

残るヒロインが二人に絞られ、名雪とあゆのルートを同時進行といったところで恋愛要素が前面に出てきた模様。 名雪の見せ場である駅伝がえらくアッサリと終わったのには驚いたんだけれど、葛藤や主人公の助けなしで(一応、応援はしてたけど)優勝できるあた…

Kanon 第18話「消え去りゆく緩徐楽章」

お誕生日会での祐一と北川のダンスが、無駄にキレのある動きで面白かったですよ。お互いに目を合わせることが出来ない栞と香里の視線による演技もよく出来ていて、自分をまっすぐ見つめる栞に応える形で、香里が彼女が妹であることを明かす場面は、さりげな…

Kanon 第17話「姉と妹の無言歌」

栞がカレーを食べる場面が素晴らしかったですよ。苦手なカレーを前に悪戦苦闘する様子やとりとめもない会話の中で移り変わる彼女の表情や仕草が丁寧な作画で描かれるのが可愛らしくて、余命一週間だというのにどうしてそんなに元気なんだという疑問を吹き飛…

Kanon 第16話「真夜中の聖譚曲」

栞ルートに突入。病気バレに姉である香里の彼女に対する複雑な心境の告白と凄い勢いで話が進んで、残り話数が少ないせいもあるんだろうけど、なんだか話を片付けてる感がしなくもなく。舞の話の直後に栞とデートするという祐一の気持ちの切り替えの早さも不…

Kanon 第15話「かくれんぼの小奏鳴曲」

舞ルート完了。Kanonの中でも随一の難解さを誇るエピソードは、アニメになってもやっぱり難解でしたと。舞の体の変調から魔物の種明かし、そして自死から復活までが、あっという間の急展開だったわけですが、まあこうやって見る側にアレコレ考える暇を与えず…

Kanon 第14話「ひびわれた協奏曲」

ついにあゆが謎ジャムの犠牲者に。ジャムに期待する犠牲者と結末を知っている祐一と名雪の白々しいやり取りが、何度繰り返しても笑えますよ。 本筋の方は、舞ルートに集中といったところで、時間をとって描かれる佐祐理の回想が、一方通行に思える舞との関係…

Kanon 第13話「あぶなげな三重奏」

祐一のでまかせな言い訳に上手く合わせる北川がナイスフォロー。 舞のために自分も戦おうとする祐一ということで、かたくなな舞の態度にキレたり、逆に魔物の狙いが彼であることが分かったりして話が少し進展するわけですが、舞ルートは基本的に夜の学校が舞…

Kanon 第12話「異形の円舞曲」

前半で各キャラのフラグを立てつつ、後半で舞ルートの転換点である舞踏会を進めるという構成。あゆのマスコットに栞の名字バレとそれぞれのルートでも重要なイベントが消化されて、こちらの方も着実に話が進んでいる模様。 着飾った舞がちゃんと美人に見える…

Kanon 第11話「光と影の間奏曲」

日常に戻り引っ込んでいたキャラクターたちも帰ってきて再びフラグ回収にいそしむ祐一といったところで、ギャグが多めの力の抜けた感じの話。基本的には会話中心のコントなわけですが、夕食で祐一とあゆの変な踊りとか牛丼を頬張りながら剣を振るう舞といっ…

Kanon 第10話「丘の上の鎮魂歌」

真琴編終了。プリクラに花火に丘の上の結婚式にとイベントを詰め込みすぎな気もしたけれど、やっぱり来る話でしたよ。 最後まで尽くす祐一はもちろん、彼女に関わった登場人物たちが、もう帰って来ないことを予感しながらを再会を約束する言葉で送り出す心遣…

Kanon 第9話「子狐の子守唄」

祐一が真実を知るのと同時進行で弱っていく真琴。箸が持てなくなるとか歯磨きが出来なくなるといった日常的な部分から失われていくのが辛く、祐一がいたわる様子も元気な頃には邪険に扱っていただけに余計に心に沁みるものでした。 数話前までの各ヒロインと…

Kanon 第8話「追憶の幻想曲」

真琴と祐一が親密になっていく様子と、彼女の正体が明らかになる過程を並行して進める展開。 一話丸ごと真琴づくしといったところで可愛らしさを堪能させてもらったんだけれど、同時に彼女の変調の兆しもあって、ここから先は辛くなる一方かと思うと複雑な気…

Kanon 第7話「家出と仔猫の遁走曲」

真琴ルートに突入。 美汐が登場して二人の様子をうかがっていたり、意味深なセリフとともに真琴が仔猫を落としたり、ものみの丘が出てきてたりと、真琴ルートにおける重要な伏線が一気に出揃った感じ。夜の食事で、真琴の視点から家族団らんを見せる場面はBG…

Kanon 第6話「謎だらけの嬉遊曲」

毎回、原作で攻略可能だったキャラ全員と主人公を絡ませる方向みたいだけれど、さすがに無理があるというか祐一頑張りすぎというか。まあ出てこないとそれはそれで寂しいわけで、脚本も苦労してるんだろうなと。 祐一が朝食をとる場面での、秋子さんとの会話…

Kanon 第5話「魔物たちの小夜曲」

真琴を中心に各キャラクターのゲーム版のイベントを忠実に再現といったところだけれど、主人公のスケジュールが過密でちょっとあわただしく、せっかくアニメ化したんだから、前回みたいなオリジナルのエピソードをじっくりと見せて欲しいような気も。主人公…

Kanon 第4話「休日の奇想曲」

あゆと真琴の絡みは原作にはないエピソードになるのかな。 初対面で微妙な雰囲気の二人が、タイヤキを食べて打ち解けるところは微笑ましくてよかったですよ。真琴が、カステラを食べる主人公たちの会話を二階から聞き耳を立てたり、あゆが帰る時に姿を現さず…

Kanon 第3話「記憶のない組曲」

真琴と栞に焦点を絞る話。にぎやかに暴れる真琴と穏やかに雪の中にたたずむ栞と、二人の違いを対比させるように見せて、それぞれのキャラクターを印象付けておりました。 特にコンニャクを首筋に落とされ驚いた真琴が暴れるところが、メチャクチャ派手な動き…

Kanon 第2話「雪の中の入奏曲」

栞と真琴が登場してメインのキャラクターが揃い踏み。 序盤は特に事件が起こらず、メインのキャラクターが出しつつ、コントのような日常会話を交わすといったつくりで、原作どおりの、というかこの手のゲームの基本的な展開。 原作でおなじみのネタがいろい…

Kanon 第1話「白銀の序曲」

時間の経過で変わっていく街の風景や、女の子たちの可愛らしい仕草等、毎度のことながら感心させられるゆるぎないクオリティ。原作プレイ済みで前のアニメも見ていて、ストーリーは全部頭に入っているのに、それでも見入ってしまいましたよ。 話の方は、前半…