Kanon 第3話「記憶のない組曲」

真琴と栞に焦点を絞る話。にぎやかに暴れる真琴と穏やかに雪の中にたたずむ栞と、二人の違いを対比させるように見せて、それぞれのキャラクターを印象付けておりました。
特にコンニャクを首筋に落とされ驚いた真琴が暴れるところが、メチャクチャ派手な動きで、それだけで笑えるんだけれど、よくみるとちゃんと動物を意識させるそれになっていて、彼女の地がでているのが芸が細かくて感心しましたよ。
原作や前のアニメではなかった(と思う)ケイタイという単語が出てくるのは時代の流れを感じさせるところ。「この街には記憶を失くす何かがあるのか」という主人公の独白が、自分を含めて過去に空白を持つ人物が不自然なほどに多いことが、この物語の核心に繋がっていることを思わせます。