Kanon 第21話「君のいない輪舞曲」

交通事故のシーンが生々しくて怖かったですよ。ありがちな展開だと、事故の知らせを聞いたところで次回へ引っぱったりして具体的な描写が省かれるものなので、あの車の飛び方には驚きました。
話の方は、あゆルートを一時保留して名雪ルートを進めるといったところ。落ち込む祐一を元気づけようとする名雪の健気さが光っていたわけですが、雪兎にまつわる過去を思い出した祐一が、それを伝えようとするキッカケがつかめないまま事故を知らされるという流れがもどかしく、今度は祐一が名雪の力となることで贖罪を果たすことになるのかなと。この流れにあゆがどう絡んでくるのかとか、最後はどっちとくっつくのか、それとも誰ともくっつかないのかとか先の展開が非常に気になりますよ。
帰宅した名雪が靴を脱いでスリッパに履き替えるまでの動作が、丁寧というか非常にネチっこく描かれていて、見えそうで見えないギリギリ感もあいまってちょっと興奮。祐一がテーブルの下を覗きこむところで脚を閉じる微妙な動きもさりげなくエロティックで、乳ゆれサービスもあったりして、彼女がメインの話だけあってとても魅力的に描かれているのが印象的でした。