くじびきアンバランス 第9話「はなびがきれいにみえた。5点」

宇宙人が帰る手助けをするというバカ話をやりながら、蓮子にまっしぐらな山田をコミカルに見せるのと並行して、告白で微妙に変化する千尋と時乃の関係を描写するという構成。弾けまくりな山田のアクションと二人の間に生じた距離を仕草やセリフの間で見せる演出が、普通に共存しているのが凄かったです。
恋に悩んだり書記の犬を律子がよこしたことに察したりと時乃の意外に繊細な一面が浮き彫りになったりして、予告でクッチーが転ぶのも理解できるところ。時乃と千尋がラムネを飲みながら花火を見る場面で、また三人で遊びたいという会話を、律子が陰で聞くというのが三人の関係を象徴しているようで印象的でした。
あと、オチの花火直撃には不覚にも吹きましたよ。