くじアン

くじびきアンバランス 第12話「ゆめをかなえてみよう。9点」

千尋と律子が夜の公園を連れ立って歩く場面が素晴らしかったですよ。律子が自分の秘密を明かして千尋を励ますのが感動的で、この瞬間のために今までの話はあったのかと思えるほどに。ヘルメットを脱いで女の子らしい素顔を見せる律子が可愛らしく、弦とピア…

くじびきアンバランス 第11話「くらいところでつまづく。0点」

前々からそういう雰囲気があった律子と副会長の険悪さが表面化。回想で二人の関係がはじまりから緊張感をはらんだものであることが描かれ、律子に対する副会長の複雑な感情が、彼女が千尋を排除するという行動に走ることに説得力を与えておりました。 千尋と…

くじびきアンバランス 第10話「さがしても、そこにはない。3点」

朝霧姉妹に兄がいて、その彼が学院への復讐を仕掛けるといったところで、前後の話との繋がりのない展開は毎度のこととはいえ、今回はちょっとついていくのが辛かったですよ。内容的には影に生きるものの宿命みたいな感じで定番なわけですが、兄の最後のシリ…

くじびきアンバランス 第9話「はなびがきれいにみえた。5点」

宇宙人が帰る手助けをするというバカ話をやりながら、蓮子にまっしぐらな山田をコミカルに見せるのと並行して、告白で微妙に変化する千尋と時乃の関係を描写するという構成。弾けまくりな山田のアクションと二人の間に生じた距離を仕草やセリフの間で見せる…

くじびきアンバランス 第8話「むかしのことをわすれている。7点」

律子の誕生パーティーを舞台に、彼女を中心に三人の関係を掘り下げるといったところで、学校を探検する話と同様に落ち着いた雰囲気。いきなり律子が婚約してたりして話的には唐突な感じなんだけれど、登場人物の描写が丁寧で、セリフや仕草からそこら辺の事…

くじびきアンバランス 第7話「えらいひとのはなしをきく。4点」

原作者の木尾士目が脚本を担当。 いつもよりシリアス寄りで、主人公たちというか主に時乃に対して、組織を運営するにあたって必要な汚れ仕事をする覚悟を突きつける話。友人となったスパイを生かすために彼女が出したアイデアは、事態を収拾しつつ彼女の天然…

くじびきアンバランス 第6話「ぜったい、ないしょにしておこう。8点」

小雪の当番回。超能力設定が公になって、強すぎる力に怯える彼女と千尋の心の交流みたいな話なんだけれど、突然の宇宙人が襲来して話がまとまったり、結局他のメンバーには超能力のことを伏せたままだったり、花瓶の件が放置されたままだったり、いまいちス…

くじびきアンバランス 第5話「ともだちがかわるかもしれない。1点」

蓮子の当番回で時乃の天然な厚かましさにキレた彼女が主人公たちと仲直りしつつ過保護な両親から自立するという話。 小雪がいきなり不思議パワーを発動させて無人島でサバイバルというのは、かなり強引な展開なような気もしますが、そういえばOPでもなんか光…

くじびきアンバランス 第4話「にちようびにあそぼうか。5点」

主人公と幼なじみと生徒会長の関係を掘り下げる話。池掃除の場面みたいに、いつものにぎやかなノリもあったけれど、全体的に落ち着いた雰囲気でまとめられていた印象。 休憩の時の羊羹や飲み物で、主人公に生徒会長が昔と変わらないことを認識させる一方で、…

くじびきアンバランス 第3話「きょうだいがたいへんだ。6点」

全く関係なさそうなパンダの捕獲と主人公の姉のラブラブ作戦が、追いかけっこの末、最後にまとまるのが凄かったですよ。かなり強引な展開なんだけれど、「くじびきは真実」云々と偶然性にも意味があるとするこの作品では、その強引さもアリのような気が。 弟…

くじびきアンバランス 第2話「やくそくをまもれないとだめだ。2点」

予告でああいう話をされると非常に感想書きにくいんだけれど、気を取り直して。 課題を通して深まる次期生徒会メンバーの絆と現生徒会メンバーとの関係の構築といったところ。 生徒会長が自分の命を預けるほどの信頼を千尋たちに寄せる一方で、旧知の関係で…

くじびきアンバランス 第1話「みんな、がっこうでおどろく。7点」

げんしけんの劇中マンガのアニメ化。 オタクの生態を描いた作品であるげんしけんの中で、オタクに人気のある作品とされていただけあって、幼なじみとか生徒会とかマッドサイエンティストとか、その方面にウケのいい素材がてんこ盛り。いきなり生徒会役員の候…