ときめきメモリアル Only Love 第12話「ときめきの夜」

幽霊騒ぎの謎を追うみたいな導入で幽霊の正体が掃除ロボットというオチは、まあ分かるんだけれど、何故か女神が出てきて事件を解決していくというカオスな展開。掃除ロボが作られた経緯や女神の髪型がアフロな理由等、物語の中で引っかかる部分は一応説明があるのに何故女神なんだという根本的なところが放置されているのが投げやりというか、単に17歳ネタをやりたかっただけなんじゃないかとか。
ゲーム風の戦闘画面で、ぱにぽにだっしゅ!思い出したんだけれど、よく考えたら初代のときメモでも同じことやっていたわけで、むしろ元ネタはそっちなんだろうなと。学園から締め出された生徒たちが門の前で騒ぐ場面が、ビューティフルドリーマーを髣髴させるもので、このまま文化祭の準備期間を延々と繰り返したらそのまんまだなとか思ったけれど、さすがに捻りのないことはせず。ついでにこれの監督がBDで撮影やってたことを思い出したりしましたよ。
全体的によく動いてドタバタギャグの切れ味を感じさせる作画。女神が魔法を使う場面も本家に引けを取らない力の入りようで、パロディやるならこのくらいはやってくれないと納得のできる作り。ヒラヒラした衣装の描き込みも細かくて一人だけ別の世界の住人という感じがよく出ておりました。