乙女はお姉さまに恋してる 第11話「とまどいの練習曲」

瑞穂がまりやの体を拭く場面がなかなかエロティック。でも当の瑞穂は特に意識している様子がなくて、女として生活しているとはいえ、やっぱりまりやのことを幼なじみとしか見てない感じで、まりやが自分から降りちゃうのも無理もないところ。瑞穂に選択を迫らないあたり上手く誤魔化されたような気もしますが、彼にはまた別の問題があるわけで。
とってつけたような性別バレにはちょっと脱力したんだけれど、まあ、問題はバレた時どうなるのかという点にあるので、そういう意味では無駄を省いたわかりやすい展開。真実を知った貴子がどう動くのかとか瑞穂自身はどうするのかとか、性別を偽って女子校にもぐりこむというこの物語における核心の部分にメスが入って最終回に向けて盛り上がってきた印象。
貴子のポスターを落とした時のマンガチックな動きや照れまくりな態度が可愛らしく、瑞穂とまりやがデートをする場面も止め絵中心だったけれどなかなか楽しそうな雰囲気が出ていてよかったですよ。瑞穂の、ボクはボクのままでいいと言える器の大きさや格闘技までこなす完璧超人ぶりがステキで、そりゃ女になってもモテまくるよなと。