ひだまりスケッチ 第2話「ニッポンの夏」

実験的というか手抜きというか。細かく切り替わるカットや実写の取り込み、漫符の使用といったアクの強い演出を駆使して、低予算低労力で作られたものを強引に見せていくといった印象。祭のトイレのマークみたいなモブも、あそこまで抽象化しちゃうと逆にアリにも思えてきたりして、背景らしい背景が部屋とアパートの外観と神社くらいしかないというのも凄かったです。
演出の独創性ばかりが気になって、女の子の日常を描くという話の方向性と合ってないような気もするわけですが、そういうミスマッチすらも狙ってやっているような気がしてしまって、ずっとこんな調子だと途中で飽きそうだけれど、次は何をするんだという期待も沸いてくるものでした。