奏光のストレイン 第13話「ラスト・ワルツ」

兄妹の最終決戦。バトルで押し通すだけでなく、間に仲間たちとの交流を挟むという緩急のついた構成で、彼女が戦う意味を再確認するのが良かったですよ。幸福だった頃の回想を挟みながらも兄を倒す時にためらったりしないことが、彼女の思いの強さやこれまでの話の積み重ねの重さを感じさせるものでした。
シリーズを通しては、兄を追いかける妹が試練を経て仲間の得ることで、それを果たすという物語としては、まとまっていた印象。二大勢力に分かれて争う人類とか意識を共有するロリ宇宙人という設定が、あまり生かされてなかったのが残念だったけれど、まあ、1クールという長さを考えると、あまり風呂敷を広げるわけにもいかなかったんだろうなと。
序盤のキャラクターが死にまくる刺激の強い展開に比べると、後半がおとなしくなってしまったのも尻すぼみの感があって、時間があれば、ラヴィニアさんのオッパイ祭みたいなエロバカなエピソードも、もっと入れて欲しかったように思いました。