のだめカンタービレ 第7話「Lesson7 カズオな千秋」

千秋とSオケのデビュー公演。原作においても演奏をする場面はかなり力が入っていて、音楽を絵で表現する工夫が感じられるものとなっているんだけれど、アニメになって実際に音が鳴るとまた格別なものが。まあ絵の方は、あいかわらず全然動かなかったりするわけですが。
のだめが見せるプリごろ太の映画や彼女の演奏によって、自分の目指す演奏とオケの方向性とのズレに千秋が気付いて、オケの個性を生かして共に音楽を作り上げていく様子がなかなかに感動的。言い訳をしながらも、のだめのキスを甘んじて受けるあたりも、千秋が一皮剥けて彼女の存在を受け入れつつあることを感じさせるものとなっておりました。
適当な練習に大河内君のぞんざいな扱い、挙句の果てに指揮のキャンセルと、シュトレーゼマンはあいかわらずで、そんな彼に呆れつつも笑ってしまうんだけれど、千秋の指揮を聴いたときに見せた表情に本心が表れているようで、やっぱり一筋縄ではいかない人物なんだなと思いましたよ。