がくえんゆーとぴあ まなびストレート! 第9話「わたしたちのうた」

分解寸前の生徒会が桃葉の映像によって再びまとまる姿が感動的。これまでヒマを潰しに生徒会に来てるようにしか見えなかった桃葉を、このタイミングで動かすのがニクイ演出で、少し引いた位置にいる彼女だからこそ出来る仕事といったところ。映像の方もまなびたちに対する彼女の思いが感じられるものでしたが、光香にすら見破られる変装や取り押さえられたところをスルーされるあたりは、ちょっと笑ってしまって、ここら辺は普段の行いが原因なのかなと。
学園長の回想も印象的。流れを変えることが出来なかったものの、共に戦った生徒たちの顔を覚えているという言葉が、結果はともかくとして、まなびたちがやっていることが無意味ではないことを感じさせるものでした。
桃葉と学園長という二人の視点から描くことで生徒会の姿を客観的に見せて物語に深みを与えていた印象。桃葉の働きもあって運動が盛り上がりを見せつつあるといったところですが、期限が残り二日を切っているわけで、どうなるのか気になるところ。
まなびのはっちゃけ発言が微妙なパロディなんだけれど、学園祭にイルカという本家を上回るはっちゃけぶりには笑ってしまいました。