ときめきメモリアル Only Love 第24話「ときめきの別れ」

主人公の転校をクラスで発表した場面で、真っ先に犬飼君が驚く表情につなげるのが意味ありげで気になってみたり。
転校を知った三人のヒロインの心情を追う展開となるわけですが、海水浴場に水族館にと、つかさと弥生のそれぞれが主人公への気持ちを意識することになった場所を彼と巡るのはニクい演出。特に海水浴場が舞台となったのは、お色気とギャグを中心に見せる話だっただけに、こんな形で生かされることになるのは意外で、夏のにぎやかさとの対比が主人公が去っていくことの寂しさを強調しておりました。悪友の三人の大げさなリアクションや、クラスメイトたちが開く送別会も楽しく、もうすぐこのアニメも終わるのかと思うと、なんだか寂しく思えてきましたよ。
二人が主人公に気持ちを伝える一方で、未だにウジウジしている天宮にいい加減覚悟を決めろとか思ったりもするんだけれど、これもある意味、先行する者の余裕なのかなと。