武装錬金 第25話「代わりなどいない」

カズキがいなくなった後の世界を丸々一話使って見せていく話。
彼のやり残したことを引き継ぐことで生きる意志を取り戻す斗貴子と、超人となって望むものを手入れたにもかかわらず無気力なままのパピヨンが対峙するラストシーンが印象的。彼が身を挺して守ったことなど、まるでなかったかのように変わらない世界に対して、岡倉が荒れるところも共感できる場面で、カズキがいない世界を丁寧に描くことで、彼の存在の大きさを感じさせる話となっておりました。
全体的にしんみりとした雰囲気でしたが、斗貴子が着替える場面にやたら力が入っていたり、ビクトリアの食事にかかるモザイクがやたら怪しかったりと、サービスや遊びを忘れないあたりもいい仕事でしたよ。