月面兎兵器ミーナ 第11話「最終アナウンス」

月城ミーナのがんばりが大月を救うということで、なかなかいい最終回でしたよ。母親がアッサリ正体をバラすのには驚いたけれど、ヒロインがアナウンサーを目指すキッカケとなった回想をここで見せるのが巧い演出で、彼女が番組スタッフを裏切ってまで大月を助ける動機付けとしては効果的でした。
嫉妬で大月を追い込んだり成り行きで事態を大きくしたりと、師走ミーナがおバカで憎めないキャラだったのも良かったけど、他のミーナたちがとりあえず出てきたみたいな感じで、キャラクターが生かされてなかったのがもったいなかったなと。まあ尺を考えると無理もないんだろうと思いますが。
11話という少ない話数の中で話をまとめたのはいい仕事。作画も全体的に良好で、時々担当したアニメーターのフェチ的なこだわりが感じられるのが素晴らしく、昔のアニメのパロディも面白かったですよ。