桃華月憚 第1話「桜」

シーンの繋がりに全く脈絡がなく登場人物の説明すらろくにしないというアナーキーな作りで、一話目からイキナリ視聴者置いてけぼり。最近流行りのシャッフル展開の一種なんだろうけど、捻った見せ方で面白くしようというよりは本当にデタラメに並べ替えたといった感じで、何がどうなっているのかサッパリ分からないという。一応、桃香という人物を中心として話が動いているらしく、転生モノのような並行世界モノのような時間がループしているようなメタフィクションのような雰囲気が仄めかされてはおりますが、やっぱり何がなんだか分かりませんでしたよ。
桜が咲く中で着物を着た女の子が携帯電話をかけたり、駅のホームで女の子がホットドッグを咥えながら素振りをしたりとは場面ごとの印象は強く、もしかしたら絵にしたい場面を思いついた順に並べているだけのような気も。ここまでワケが分からないと逆に興味が沸いてくるわけですが、この先もワケが分からないままだったらさすがにキビしいような気がしますよ。
あまり動かないものの作画のレベルは高く、西田亜沙子デザインによる女性キャラがエロいのはよろしかったです。