地球へ… 第1話「目覚めの日」

タイトルは聞いた事があるけれど原作は未読で過去に製作された劇場版も未見。
成人の日に不適格者と判断された主人公が何者かに導かれて旅立つということで、物語の出だしとしては定番の作り。市民の生活や人生を徹底的に管理する社会という設定が一昔前のSF風で、未来という設定なのになんだか懐かしくなってしまいましたよ。
友人たちや両親との別れる場面は、主人公が我々と変わらない人間であることを感じさせる描写で感情移入をさせてくれるわけですが、コンピューターとソルジャーが直接どつき合う戦闘はちょっと腰が砕け。21世紀に入ってからわざわざ映像化し直すんだったら、もう少しこう電脳戦みたいな感じで見せてもいいんじゃないかなぁという気もするわけですが、まあこういうところがレトロな雰囲気を醸し出すのに一役買っているのかもしれず。
確かに時代を感じさせるところはあるけれど、時代を越えた名作ということで古典として楽しめばいいのかなぁと思いました。