Darker than BLACK -黒の契約者- 第6話「災厄の紅き夢は東欧に消えて」後編

能力を失った女が代わりに得たものを描きつつ、主人公の過去を知る彼女を通して、主人公の妹を探すという行動の動機や契約者としての特異性を見せる話。
感情らしいものが感じられなかった女が、チャーハンを食べるところから自分の過去を語り始め、人間味のある人物として存在感を増して行く様子が秀逸。最後は悲惨な末路を迎えるんだけれど、ゲートへ行って能力を取り戻したにもかかわらず、それを恐れて使わずに死んでいくのはわずかな救いの感じられるものとなっておりました。
しんみりさせる話の後で、あの予告は反則。重い話ばかりなので、たしかに軽い話が見たいなぁと思っていたところではあるけれど。