電脳コイル 第2話「コイル電脳探偵局」

今回も舞台と設定の説明編といったところ。サッチーやら何やらと怪しげなガジェットが次々と飛び出してくる飽きさせない作りなんだけれども、中でも一番怪しいのが人間であるヤサコの祖母というあたりがなんと言えない妙な味わいで、電脳世界を舞台にしているのに石を組み合わせて御札を作ったりするアナクロな感覚が面白かったですよ。妹がカレーを指差して口を開いた瞬間、夕食時にそれはシャレにならないだろうとドキドキしたりもしましたが、母親のフォローが入って未遂に終わったのは安心したような残念なような。
サッチーとの追いかけっこをはじめとして今回もいい動きを見せてくれて、丁寧に描かれた人物の表情や仕草もアニメーションとしての面白さを堪能させてくれるものでした。動きがあるたびにヒラヒラするスカートにフェティッシュなこだわりを感じてみたりしましたよ。