電脳コイル

電脳コイル 第26話 「ヤサコとイサコ」

事件のあらましが明らかとなり、二人の友情と心の成長を描いて物語を閉じる最終回。 大詰めになって出てきた4423がイサコにつけられた番号であることから、ヤサコのお爺がイサコに施した治療へと話が広がり、断片的に描かれてきたヤサコの幼少の頃の記憶やデ…

電脳コイル 第25話「金沢市はざま交差点」

ヤサコがイサコを救うために金沢に。以前から仄めかされていたかつての友人との諍いの原因が、電脳世界絡みであることが明らかにされ、それがイサコを救う手がかりとなるわけですが、自分で探せという友人の言葉が手厳しく、こじれた感情の深さを物語ってい…

電脳コイル 第24話「メガネを捨てる子供たち」

イサコが向こう側へ行ったことよりも、ペットに対する気持ちに重点が置かれていたことが引っかからなくもないんだけれども、デンスケの死に直面したヤサコを通して現実と虚構との差異を浮き彫りにする話。母親が自分の体験を交えてヤサコを諭す場面は、彼女…

電脳コイル 第23話「かなえられた願い」

先々週から引き続いて、デンスケを救うためにヤサコたちが逃げまわりながら古い空間や向こう側の存在についての設定が明らかにされていくわけですが、ちょっと説明セリフが多くて追いかけるのが大変でしたよ。これまで設定を明かす時には、複数の人物に役割…

電脳コイル 「電脳コイル総復習」

復習という名の総集編。これまでの話を普通に振り返るつくりになっていて、新規の作画や特に目新しい情報はなく。改めてはじめの方のエピソードを見せられるとこのころはマッタリしていたなぁとか思いつつ、コイル探偵局の設定はオバちゃんとメガ婆の意外な…

電脳コイル 第22話「最後のコイル」

シリーズも終盤を迎えて、物語の核心に迫る数々の設定が次々と明らかに。ミチコの誕生の秘密にオジジの遺産、一番最初のメガネのメーカーの存在とデンスケの隠された機能と、ちょっと詰め込み過ぎのような気もしなくもないんですが、一気に話が進んで面白か…

電脳コイル 第21話「黒いオートマトン」

新学期に入り物語の方もイサコを中心とした新たな局面へ。学校での嫌がらせやネット上で書き立てられる噂によって孤立を深め、心の拠り所であった兄の存在を否定されてこれまでの事件のすべての責任を押し付けられそうになるという展開は、彼女自身の存在も…

電脳コイル 第20話「カンナとヤサコ」

オバちゃんとメガ婆に救われたヤサコが、向こう側へと行ってしまったハラケンを救うという急展開。一連の事件の発端がオバちゃんに原因がある事が分かったり、ようやくハラケンがカンナと再会したり、ヤサコがハラケンに告白したりと物語が大きく動く話とな…

電脳コイル 第19話「黒い訪問者」

「メガネに殺される」というイサコの言葉どおりの状況に、まさにヤサコたちが巻き込まれているという皮肉な展開。 イリーガルたちが大挙して押し寄せる様子はゾンビ映画でも見ているようで、肝心なところで電話が切れるのはお約束。ただ襲われるだけではなく…

電脳コイル 第18話「異界への扉」

サッチーに大損害を与えるも異界とのリンクを阻止することに成功して、イサコとオバちゃんの戦いは痛み分けといったところ。ハラケンも向こう側に行かずにすんで一安心かと思っていたら、終盤でヤサコの妹が連れ去られて事態は意外な方向へ。ヤサコとフミエ…

電脳コイル 第17話「最後の夏休み」

小学生にスク水というその筋にとってはたまらない組み合わせのサービス回かと思っていたら、いい雰囲気になるヤサコとハラケンにイサコの子分対サッチーのバトルにイサコに取引を持ちかけるハラケンにと、普通に本筋に関する見せ場が盛り込まれた展開。 図書…

電脳コイル 第16話「イサコの病室」

浮かび上がってくる4年前の意識不明事件、それに関わり未だに意識の戻らないイサコの兄、明らかになる4423の意味とイリーガルの件について大きく話が進展。ヤサコにハラケン、そしてオバチャンとイリーガルに関わる人物たちが別々にイサコの兄の存在にたどり…

電脳コイル 第15話「駅向こうの少年 」

母親とのちょっとした諍いから、ヤサコの過去をたどることに。記憶がよみがえるにつれ、ヤサコがイリーガルと深く関わっていたことやイマーゴという特殊な能力の持ち主であることが明らかになり、これまで傍観者的な立場だった彼女もまた、物語の中心にいる…

電脳コイル 第14話「いきものの記録」

いつだったかの、姉に人生を吸い取られる発言が強烈な印象を残したフミエの弟視点による総集編・・・かと思ったら終わり際に、イリーガルの秘密を握っていそうな人物とハラケンが接触したり、作品のタイトルと関係する事件が仄めかされたりして、物語が新し…

電脳コイル 総集編「電脳コイル自由研究」

二週あけての総集編なんだけれども、いきなり中の人を顔出しではじまったりして何とも言えない居心地の悪さがありましたよ。まあ声優の顔出しはNHKのアニメではおなじみだったりして、その昔「むしまるQ」という番組の特番では、三石琴乃が着ぐるみを着て登…

電脳コイル 第13話「最後の首長竜」

デンパが首長竜のイリーガルをこっそりと飼うということで、前々回のダイチが魚を飼う話と同じ発端になっているわけですが、終わってみれば大人になるキッカケとなる喪失感を描くみたいな、ちょっと切ない感じの話に。同じような設定を用意しても、話の進め…

電脳コイル 第12話「ダイチ、発毛す」

ある日突然ヒゲが生えて、それが次々と感染していくというだけでも十分バカバカしいのに、そのヒゲが意思を持って顔の上に文明を築くという斜め上を行く展開。顔の上での核戦争したり顔間で宇宙戦争を始めるという無茶さに笑わせてもらったんだけれど、その…

電脳コイル 第11話「沈没!大黒市」

ダイチが捕まえたイリーガルが原因で街が水没の危機に見舞われるという話。物語の本筋であるイリーガルの謎とは直接関係のない箸休め的なエピソードとなっているわけですが、ダイチという人物の、懲りなさというかしぶとさみたいなのを印象付けるものとなっ…

電脳コイル 第10話「カンナの日記」

イサコがサッチーを破壊する場面が派手なエフェクトで迫力がありましたよ。彼女の目的が兄と関係している事が明らかになるわけだけれども、一方でおばちゃんの調査でも正体がつかめなかったりして、更に謎が深まるといったところ。ダイチを追い出すためにあ…

電脳コイル 第9話「あっちのミチコさん」

今回の話の鍵となるミチコさんの存在について、子供たちに伝わる怪談という形で前フリするわけですが、ハラケンの語る話が、黒い生き物の絵のせいもあってちょっと怖かったり。ハラケンのものに比べると単純なダイチの話も、ハラケンの幼なじみの事故を思い…

電脳コイル 第8話「夏祭り、そして果たし合い」

夏祭りということで、女子たちが浴衣姿を披露してくれるわけですが、そろいもそろって見とれる男子たちが春の目覚めみたいな感じで微笑ましかったですよ。ダイチとフミエ、ハラケンとヤサコが夜店を回るところはいい雰囲気が出ておりました。 イサコまでキチ…

電脳コイル 第7話「出動!コイル探偵局」

密室に閉じ込められたことで、ヤサコとイサコがほんのちょっと仲良くなる話。 イサコが、罠にかかりそうになったヤサコを止めようとしたりキャットウォークもろとも落ちそうになったキョウコを助けたりして、実はいい人らしいところや、作り話でヤサコを脅か…

電脳コイル 第6話「赤いオートマン」

ヤサコとフミエが、サッチーとハラケン、そして彼のおばさんについて調べるわけですが、フミエの妄想癖のせいで変な方向へ話が転がっていくという。何故かサッチーの生態観察を始めたり、花屋のおばさんを秘密の組織の一員扱いして勝手に盛り上がったりと脱…

電脳コイル 第5話「メタバグ争奪バスツアー」

街外れにメタバグを探しに行くということで、子供たちのちょっとした冒険といった趣き。街や学校の中でだけでなく舞台を山の中の廃バス置き場に持って来るのが変化があって楽しかったですよ。 弱みに付け込まれていいように使われる黒客クラブの面々が情けな…

電脳コイル 第4話「大黒市黒客クラブ」

登場人物たちが走り回っていた前回とは打って変わってトリッキーな電脳戦といった趣きで、イサコと黒客クラブ、そしてフミエの三者の戦いが息詰まる展開。正直、キーボードを叩いてそれらしい用語を並べているだけで何をどうしているのか細かいところはよく…

電脳コイル 第3話「優子と勇子」

設定の説明も終わって今回から話が動き始めるといったところ。前回登場してデンスケを捕まえようとしていた女の子が優子と接触。追われている優子を助けるフリをして獲物を手に入れるしたたかさと、手に入れたら後は放置というクールさがインパクトがあって…

電脳コイル 第2話「コイル電脳探偵局」

今回も舞台と設定の説明編といったところ。サッチーやら何やらと怪しげなガジェットが次々と飛び出してくる飽きさせない作りなんだけれども、中でも一番怪しいのが人間であるヤサコの祖母というあたりがなんと言えない妙な味わいで、電脳世界を舞台にしてい…

電脳コイル 第1話「メガネの子供たち」

よく動く作画は前評判どおり。街の中を走り回る子供たちの姿が丁寧に描かれていて、それを眺めるだけでも楽しかったりしましたよ。 設定的には、仮想空間を作る技術が進歩した近未来といったところですが、ありがちな現実とは別のところに仮想空間が存在する…