電脳コイル 第3話「優子と勇子」

設定の説明も終わって今回から話が動き始めるといったところ。前回登場してデンスケを捕まえようとしていた女の子が優子と接触。追われている優子を助けるフリをして獲物を手に入れるしたたかさと、手に入れたら後は放置というクールさがインパクトがあって、フミエの暗号師という決め付けも彼女のミステリアスな感じを際立たせていて十分にキャラが立っている印象。彼女が探している何かを通して物語が進んで行くことになるんでしょうか。
人間たちにペットにオヤジに何かよくわからない毛の生えた生き物にと、登場人物たちがとにかくよく走っているのが楽しく、動きまくる作画に感心。捜索の途中で母親と出会って興味がそっちに移っちゃう妹とか、メガネを子供の遊びとしか思っていない母親とか、年代的な意識のズレを描くことで、ヒロインたちの年齢でしか感じられない世界あり方みたいなのを強調しているように思いましたよ。