電脳コイル 第9話「あっちのミチコさん」

今回の話の鍵となるミチコさんの存在について、子供たちに伝わる怪談という形で前フリするわけですが、ハラケンの語る話が、黒い生き物の絵のせいもあってちょっと怖かったり。ハラケンのものに比べると単純なダイチの話も、ハラケンの幼なじみの事故を思い出させるところがあって、実は伏線として意味のありそうな気がしましたよ。
ともにミチコさんを追うイサコとおばちゃんの目的、ミチコさんを吸収するイサコ、そしてハラケンの幼なじみが残した数字と、今まで軽く触れられていただけだった電脳世界の謎について大きく話が動いた感じで、これからの展開が気になるところ。
デンパが黒客クラブにいる理由はダイチの人間的な魅力を明らかにするものでしたが、一方でフミエの弟の語る人生を吸い取られそうという理由はフミエの影響力の大きさを物語るものとなっていて弟に同情。フミエとダイチの楳図顔のリアクションや先生をはじめとする大人たちの能天気さが楽しかったですよ。