電脳コイル 第10話「カンナの日記」

イサコがサッチーを破壊する場面が派手なエフェクトで迫力がありましたよ。彼女の目的が兄と関係している事が明らかになるわけだけれども、一方でおばちゃんの調査でも正体がつかめなかったりして、更に謎が深まるといったところ。ダイチを追い出すためにあえて難題を与えるところや自分の意思で云々のくだりは、更に小学生離れしている感じで、データを改ざんして小学生を装ってるんじゃないかと思ってしまいましたよ。
特定の道順をたどることで目的地にキーアイテムが出現するという、RPGというかファンタジーっぽい演出が楽しかったけれど、その結果得られたカンナの日記が切なく。出発前のセリフが一度目と二度目で同じになっているのに、二度目ではヤサコが中心に立っていたりして、人物の配置を変えてくるのが細かい演出でした。
イサコの目的が明かされ、カンナの死の真相に迫るハラケンの意思がより明確になる話だったわけですが、それぞれの目的がこの先どのように繋がって、電脳世界の秘密に迫っていくのか期待持たせてくれる展開。イサコとハラケンの淡い恋の行方みたいなのも気になるところ。