ぷるるんっ!しずくちゃん 第40話「光の妖精 ホタルちゃん」「さよなら!?しずくちゃん」

Aパート。光の妖精だからと電球に手足をつけるというホタルちゃんのデザインが分かりやすい一方で、川を汚したからホタルちゃんがいなくなって、みんなで川をキレイにしたから戻ってくるというあたりは、現実世界に置ける蛍と人間の関係を作中の登場人物たちの姿を通して象徴的に描いているような気がして、けっこう奥が深いような気がしなくもなく。ホタルちゃんがいなくなった理由を尋ねるしずくに対して自分で考えるように諭すしずく父は、珍しく父親らしい振る舞いでしたよ。
Bパート。日照りが続くしずくの森に、しずく一家が自ら姿を変えて雨を降らせるという最終回みたいな話なんだけれど、最後は何故か元に戻ったで済ませちゃうあたりがさすがというか。雨乞いをする一家の歌とダンスが強烈で、しずくの顔が父親の腹がプルプル揺れていたり母親が妙に艶めかしかったりと作画にやたらと力が入っていたのが印象的。また、つむりんの修行設定を持ってくることで、エピソードをまたいだストーリーの広がりが感じられるようになってきましたよ。