電脳コイル 第13話「最後の首長竜」

デンパが首長竜のイリーガルをこっそりと飼うということで、前々回のダイチが魚を飼う話と同じ発端になっているわけですが、終わってみれば大人になるキッカケとなる喪失感を描くみたいな、ちょっと切ない感じの話に。同じような設定を用意しても、話の進め方で全然違った印象になるんだなぁと思いつつ、それを成り立たせるこの作品の懐の深さに感心。廃工場の煙突を仲間だと思った首長が、強引に川を渡ろうとして消える場面は来るものがありました。
ここのところイリーガルを中心にした話が続いているんだけれども、前回のヒゲや今回の首長の行動を受けての、ヤサコによるイリーガルが帰る場所を探しているという考察が重要な伏線の予感。あと、おばちゃんがホントに女子高生だったのは衝撃でしたよ。