天元突破グレンラガン 第19話「生き残るんだどんな手段を使っても」

シモンとロシウの対立が明確に。それぞれが相手を評した言葉が表しているように、かつてのカミナと同じく目前の障害に対しては力を発揮できるシモンと、彼が住んでいた村の司祭と同様、犠牲を払いながらもその先の道を探るロシウといったところ。
カミナの死を強くなるための契機として機械的に割り切って見せたりして冷徹な人物としてロシウが描かれているわけですが、今のところ具体的な対策を立てて何とかしようとしているのは彼だけで、戦う以外は何も出来ないシモン以下のグレン団の人物たちよりは頼りになる印象。というか、人類の危機という時に、ロシウのやり方に反論できず、せいぜいカミナの死を巡って食って掛かるだけのシモンが小物過ぎるというか。まあ、さすがにこのまま終わるとも思えないので、彼なりの活躍を見せてくれるはずですが。
帰還したキノンを迎える時のロシウの表情が、二人の信頼の厚さを感じさせるいい場面でした。