電脳コイル 第6話「赤いオートマン」

ヤサコとフミエが、サッチーとハラケン、そして彼のおばさんについて調べるわけですが、フミエの妄想癖のせいで変な方向へ話が転がっていくという。何故かサッチーの生態観察を始めたり、花屋のおばさんを秘密の組織の一員扱いして勝手に盛り上がったりと脱線していくのが面白いんだけれど、最後は、ハラケンの決意が語られ、彼のおばさんの正体も明らかになり、イリーガルの危険性やサッチーの存在理由と設定面でも進展があってと、話がキレイにまとまっているのに感心しましたよ。
サッチーの不可侵領域が出来る原因が縦割り行政というのが妙にリアル。ヤサコとフミエがメガネを外した時の腑抜けた感じや、温泉に入ってる祖母のマヌケな会話がおかしく、妹のマイブームがあっさりと代わるオチにも笑わせてもらいました。ハラケンのおばさんは、さすがに17歳は苦しいものの、ライダースーツやノースリーブが眩しく、このアニメに欠けていたものを補ってくれる存在となっておりました。ショタ属性持ちというのもおいしい役回り。